早起きして自分のために有意義な活動をする朝活。
朝は頭がすっきりして集中しやすい、仕事の前に勉強や好きなことをして充実した1日になるなど、とても注目されています。
できる人は朝活をしていると言われると、自分もやってみようかな?と思いますよね。
でも、朝活には向き・不向きがあるともいわれているのです。
もともと朝型の人には、朝活はやりやすく効果が感じられるでしょうけど、逆に夜型の人は、やってみようとも思わないかもしれません。
そういう私は朝型でも夜型でもない中間のタイプだったので、がんばれば朝型になって充実した生活を送れるかも?!と思ってやってみました。
その結果は、1年半以上続けてやっぱり朝型にはなれませんでした。
(そればかりか、危うく体調崩しかけました・・・)
自分の生活リズムを努力で変えることは難しかったです。
そして、朝活をやめた後の方がはるかに充実した生活を送れるようになりました。
この経験から、朝活はいいというイメージにとらわれず、自分の生活リズムを知って、それを大事にすることが1番だと思いました。
この記事では、朝型ではない私が朝活を1年半無理に続けた経験からわかったことをまとめてみました。
朝型ではないけど、朝活がんばってみようかな?と思っている方、始めてみたけどうまく続けられないという方に参考にしていただけると幸いです。
朝活を1年半続けた経験
まず、私がどんなふうに朝活をやっていたかと、続けた結果についてご紹介します。

はじめた経緯
私は朝型ではなく夜型でもないその中間です。
そんな私が朝活をやろうと思ったのは、朝活ブーム?に乗ってというところ。
Youtubeを見ても本を読んでも、朝活はいい、1日が充実するという情報ばかり。
その当時11時半に寝て6時半ころ起きる生活だったのを、10時過ぎに寝て5時過ぎに起きる生活に変えました。
私は寝つきが悪いので最初は10時には眠れませんでしたが、だんだん眠れるようになりました。
早起きしてやったのは、時期によって違うけど朝散歩、ドラムスティックの基礎練習(ドラムをやっているので)、読書、ブログを書くなどです。
朝活をやって感じたこと
朝活をやってみて感じたのは、次のようなこと。
- いつも何となく眠い。
- 夜は早く寝るので、時間に余裕ががないと感じる
- 朝の時間にいろいろなことができるけど、すっきりさわやかな感じではない。
朝じゃなくても同じことができる気がする - 早朝の朝散歩も思ったほどさわやかではない。
あれ?マイナスばかり。何で続けてるんだ?という感じですね(;^ω^)
でも、早起きが習慣になって、私もやればできるじゃんと思ってました。
朝活はいいものだという先入観もあり、マイナス点には気づかないふりをしてました。
しかし1年半くらい経った頃、眠れないことが増えてきたため睡眠不足になってきました。
睡眠不足解消のために早く寝れればよいですが、夜9時半に眠れるかというととてもその時間では寝付けない。
また寝不足のせいか呼吸が気になって息苦しいなど体調が悪くなってきて、これはまずいんじゃないか?と思い始めました。
人には持って生まれた生活リズムがあるらしい

呼吸が苦しく息を吸いにくく感じたので、最初呼吸器内科を受診したのですが、特段の問題はありませんでした。
そこでインターネットでいろいろ調べた結果、朝活には向き不向きがあるという記事がいくつも見つかり(検索するとたくさん出てきます)、朝型じゃないのに無理して朝活を続けているせいで不調なのではないか?と気づきました。
下の記事など参考にしました。
早起きは三文の損: 朝型人間の夜ふかしと、夜型人間の早起きが生産性低下と関連(東京医科大学)
この記事によると、人の朝型・夜型は努力で変えられるものではないようです。
自分が朝型・夜型のどのタイプかを知る方法には国立精神・神経医療研究センターの作った、朝型夜型質問紙というのがありました。
朝型夜型質問紙
私は夜型と朝型の間の中間型でした。まあそうだろうな~という感じです。
たぶん、どなたでもうすうす自分で思っている結果になるのではないでしょうか。
それでようやく早朝の朝活をやめることにしました。
朝活をやめて感じたこと

続けていた朝活をやめようと決めた時、まず、自分がほんとにほっとしていることに気づいて驚きました。
思ったよりも無理をしていたようです。
朝活をやめてからは、夜は11時半に寝て朝は7時に起きる生活になりました。
(朝活中は、夜10時過ぎに寝て朝5時過ぎに起きていた)
会社のシフト勤務制度を利用して出社時間を遅くして、できるだけ自分が楽に起きられるスケジュールにしました。
(毎日ではないけどテレワークもできるので、それも有効活用しました。朝の時間に余裕ができるので)
生活のリズムを作り直すために、朝散歩はしました。
精神科医の樺沢紫苑先生がYoutubeで、体内時計をリセットするために、朝5分でも散歩をするのがおすすめとおっしゃっていたので。
(樺沢先生のYoutubeチャンネルは、わかりやすくておもしろいのでよく見ます)
また、ドラムスティックの基礎練習は続けました。
つまり、早朝ではないけど、自分に合った時間帯(朝7時~8時くらい)で朝活は続けました。
その結果感じたことは、次のようなものです。
- 朝散歩がさわやかで気持ちがいい。生きてる感じがする。
- 職場で、午後の方が仕事に集中できることに気づいた。
- 夕方~夜の時間を有効に使おうと思うようになった。
朝の時間が無くなったので、夜にYoutubeを見てだらだら過ごす時間を減らして、やりたいことをするようになった。 - 夜あわてて寝なくてもよくなり、好きなことをしてゆっくり過ごす時間ができた。
朝活をやめた後の方が睡眠時間は少し長くなったので、1日に使える時間は減っているのですが、生活が充実して楽しみが増えた感じです。
自分の生活リズムにあった時間の使い方をするのは、とても大切なんだな、と思いました。
どの時間が創造的で集中できるかは人それぞれ

この経験をするまでは、朝活をするととびきり創造的で自分のためになる時間ができると思ってました!が、そんなはずはない(笑)
睡眠時間が同じなら、使える時間は同じ。
自分に合った生活リズムで過ごすのが、一番創造的で自分のためになるのは当然でした・・・。
夜型の人は、やっぱり深夜が創造的になれる時間かもしれませんね。
私は午後から夜にかけてが、集中できてやりたいことをやるのによいようです。
早朝の朝活を続けたのは私にとっては失敗でしたが、自分のリズムを知ることができたことや、だらだらと過ごさずやりたいことをやることを覚えたなど、メリットもありました。
(時には、だらだら過ごす時間も大事だと思います!)
朝活ブームに流されず、自分のリズムを大事にすることが、自分を大事にすることにつながるのかな、と考えています。
まとめ
私が朝活で失敗した経験をご紹介しました。
私はもともと朝型ではなく、早朝の朝活は向いていませんでした。
無理せず、自分にあった生活リズムで過ごす方が、充実して仕事にもやりたいことにも集中できることがわかりました。
朝活は絶対いいものではなく、人によるということですね。
もし、朝活やった方がいいのかな?と迷う場合は、自分の生活リズムがどのタイプなのか一度考えてみるといいかもしれません。
もちろんやってみて、だめなら自分はだめだ!ではなく、自分のタイプには合わないんだな、と思うのでいいと思います。
参考にしていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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