海に向かって立つガラス張りの駅舎が有名な、茨城県の日立駅。
前々から行ってみたかったこの場所に、ひとりで日帰り旅してきました。
普段の生活から少し離れて、海を眺めたり、美味しいランチやカフェでリフレッシュ。
かみね動物園や神峰神社など、日立ならではの観光も満喫しました。
写真と一緒に、のんびり旅の様子を紹介していきます🌝
【日立駅へ】常磐線で電車旅
4月後半のとある平日10時ごろ、常磐線に乗って日立駅へ向かいました。
日立駅は、上野から特急ひたちで約1時間半(4220円:乗車券2640円、指定席券1580円)、普通電車だと2時間45分程度(2640円)です。
私は、途中駅からだったのと節約のため特急料金をケチって💦、普通電車に乗りました🌝
普通電車の場合、上野からだと日立まで一気に行く電車はなく、途中で2回ほど乗り換えが必要です。
平日午前中の下りだけあって、電車は結構空いてました。
ただ、土浦駅で乗り換えると、列車が15両から5両に減ってほぼ満席になり結構混みました。
もし早く行きたいなら、やっぱり特急を使う方が快適そうです。
12時過ぎ、日立に着きました!


貨車もたくさん止まっています。大きな貨物ヤードがあるようです。
そして、目的のガラス張りの駅が見えてきました。

ホームから階段を上がるとこの景色🌝。改札を出ていきます。
【絶景】日立駅から一面の海を眺める

ここがあの有名な場所、一面ガラス張りの駅舎から海が見渡せて、ほんとに写真で見ていた通り(語彙力💦)
光が美しくて、「うゎ~…」と声が出てしまいます。ほんとにきれい✨

ガラスに寄ってみると、写真がヘタで…というか画角に納まらないので、目で見た通りに写真が撮れません。
一面、海…です。
ひとつ思ったのは、日立駅は「ガラスから入ってくる光の中で見る海」が絶景なんだな、ということ。
ガラス窓から見える海もきれいですが、少し引いて、ガラスに入る光と一緒に眺めると、ほんとに感動的な美しさです。
朝日が差し込む時間に来られたら、きっとさらに幻想的なのでしょうね。
平日のお昼でしたが、人は絶えずやって来て写真を撮っていました。
大人気のシーバーズカフェは、結構混んでたけど空席はあるようでした。
では、駅の海側にでてみましょう。

エスカレータを降りて、駅の外へ。広々として、ベンチがいくつも置いてあります。
ベンチに座ったり、手すりに持たれてゆっくりと海を見ている方がたくさんいらっしゃいました。
私も手すりのところでぼーっと海を眺めてみました。こういう時間が欲しくて来たんですよね🌝
【ランチ】海里1852で名物麻婆豆腐を味わう
お腹もすいてきたのでランチに行きます。
ランチは、ネットで評判の良かった町中華の麻婆豆腐を食べに行きました。
駅の海側から出て、7分ほど歩いていきます。

のどかでいいですね。ランチに行きがてら観光もしてる感じ。
お店は道を入ったところですが、看板が出ているのですぐわかりました。

お昼時ですが、平日のせいかお店は空いてました。
もちろん、麻婆豆腐のセットを注文しました。
ただ、私は辛いのがあまり得意ではないので「一番辛くないのにしてください」と言ったら、「中辛のカレーは食べられますか?食べられれば大丈夫ですよ🌝」と教えていただきました!
(辛さは、普通が一番辛くなくて、大辛もあるみたいです)
私は中辛のカレーは余裕なので大丈夫そうです。よかった💦

麻婆豆腐のセット。1200円でした。
届いた麻婆豆腐、鉄鍋に入って熱々です。他には、春雨サラダとメンマと卵スープとごはんがついてました。
少し冷ましてから(でも十分に熱い)、レンゲで口に運ぶとほんのり甘みもあってピリッと辛い。けどそんなに辛くはない。
専門店でしか食べられない味で「確かに美味しい…」と思いながら食べる。
量があるように見えて食べきれるか心配でしたが、ペロリと食べてしまいました。
店内は、町中華っぽくないおしゃれなレストラン風で、BGMにもジャズが流れていてとても落ち着きました。
店の外に出ると、海の方、崖の下に降りる道がありました。
(海沿いには防波堤があるので、海岸には出られないみたいです)

海岸も見えます。見えている道路は国道6号線(日立バイパス)。
この区間はずっと海沿い、というか海の中を通っています。
駅よりも海に近くて、静かないい場所でした。来てよかった…🌝

【カフェ】シーバーズカフェで絶景とコーヒーを楽しむ
カフェでほっとひと息
駅に戻って、シーバーズカフェで食後のコーヒーをいただくことに。

ちょうどお昼を過ぎたので、店内もちょっと空いてきてます。
でも絶えずそこそこのお客さんはいて、これは休日はなかなか入れないかも?!と思いました💦

おしゃれなジャーに入ったアイスコーヒー(500円)。
窓側の席で、ゆっくり景色が眺められてラッキーでした!ここのカフェが人気なのもうなずける。
食事しながら、コーヒーを飲みながら景色を楽しめるのは、やっぱりよいですね。
心に残った景色|日立の海と町を見て

海の中を走る日立バイパスも素敵です。あんな道を走るのはどんな気分でしょう?!
その手前には居住区があって、見えにくいですがいざというときに津波から避難するための階段が作られています。
この景色を見ていて、ふと「ここの集落は、2011年の震災で津波の被害はなかったのかしら?」と気になりました。
低い土地なので被害があっても不思議ではない気がしますが、見た感じそんなふうに見えません。
新しい家もありますが、古くからの家もあるようです。
気になったので帰ってから調べたところ、やはりこの地区は津波の被害を免れた場所だとわかりました。
日立バイパスの工事に伴い嵩上げと、海岸の埋め立て工事が行われていたため、それが防波堤のような役割を果たしたようです。
▶参考サイト:旭町の海岸部、津波避難階段が竣工(ホットメール@ひたち)
また、こちらの資料にも、津波が日立バイパスを超えなかったということが記載されています。
▶参考サイト:文化庁資料(茨城県日立市)
日立市では4m前後の津波が発生し、甚大な被害を被った場所も多かったとのこと。
そんな中で、津波が到達しなかったのはたまたま日立バイパスの工事があったためだということで、こんな場所もあったのかと驚きました。
もちろん、この付近は震災時は震度6の揺れにみまわれ、建物の損壊やライフラインの停止があり、住民の方は避難生活を余儀なくされるなど、大きな影響がありました。
それでも地域の方はここに暮らし続けている。土地やコミュニティーへに対する、地域の方々の静かな思いを感じました。
【移動】バスでかみね公園へ
ゆっくり休んだので、次の観光、かみね公園へ向かいます。
バス乗り場と駅前広場のモニュメント

ガラス張りの通路を通って駅の反対側へ。

バス停は2番乗り場です。かみね公園へ行くには、神峰公園口のバス停で降ります。
この時間は、20分程度の間隔で出ていました。

駅前広場に、何やら大きなタービンの形のオブジェがありました。
これは原子力発電所用の蒸気タービンで、実物大の模型だそうです。
日立製作所が試験で実際に使用したものなのだとか。
茨城交通|日立のバスはタッチ決済OK!
少し待つとバスがやってきました。
”交通系ICカード使えるでしょ”と何も考えず、タッチ画面に”ピッ”とやっていたら、運転手さんに「あれ?なんのカード?”と聞かれ、suicaですと答えたら、suicaは使えないとのこと。
でも、スマホのQRコード決済とクレジットカード(Master以外)のタッチ決済ができると説明してくださいました。
▶バスの乗り方(茨木交通のサイト)|※タブでタッチ決済とQRコード決済があります。
クレジットカードで乗れるバスは初めてだったので、なんてハイテク!と感動しました✨
乗るときに、クレジットカードをピッとして、降りるときもピッとします。
旅行に行くと、こういう新しい経験ができるのがおもしろいですよね!
日立駅から神峰バス停口まで10分くらいで着きました。
公園の名前は”かみね”ですが、バス停は漢字で”神峰”と書きます。
きっとこれが本来の表記なのでしょうね。”神がいる峰”でしょうか?とても神聖な感じがします。
【神峰神社】静かなパワースポットにお参り
公園の入り口には神峰神社があります。まずお参りを🌝

神社への階段からバス停を振り返ったところ。
神峰神社は、イザナギ・イザナミ・クマノクスヒをお祀りする神社で、創建590年なのだそうです。
静かでだけど力強い、神聖な気があるように感じました。

お参りして、おみくじをひいて(小吉💦)神社の奥に、上に登っていく階段があったのでそのまま登っていくと、かみね動物園に到着しました。
【かみね動物園】レトロ可愛い動物園でほっこり
かみね公園には、遊園地やレジャーランドもあって、観覧車やジェットコースターに乗るのもいいなぁと思いましたが、今回は動物園を見ることに。(どこも昭和レトロでよさそうな感じです)

動物園なんて何十年ぶり!?入場料は大人一人520円でした。安いですね。
久しぶりすぎてテンションあがる。
いきなり象さんがお出迎え。目がやさしい。

ミニ動物園かな?と思ったのですが、ちゃんとした?(失礼)動物園でした。

謎のパンダ

カメさんのいる爬虫類館もありました。蛇とかトカゲとかワニとか写真にうまく映らない動物がたくさん😂

爬虫類館を作った時の物語が手書きのマンガで展示されていておもしろかったです。
個人的にツボでした。

マーラとカピバラとか、

ヤギさんとか小動物もいっぱい。

ペンギンもいた。(フンボルトペンギンだったかな?)
案内表示の石のペイントが本物そっくりで、飼育員の方の愛情を感じました。
平日なので空いていましたが、家族連れやカップル、それから私と同じくひとりでぶらりと来ている感じの方も結構いました。

のんびりみて「そろそろ終わりかな?」と思ったら、案内板でまだまだ半分以上残っていると知って「うそっ。まだキリンもカバも見てない…」と驚く。
思ったより大きな動物園でした。ペースアップして回ることに。
キリンもカバも、フラミンゴもサルも…きりがないので最後の方のライオンの写真だけのせます。

猛獣はヒョウも熊も、姿は見えなかったけどトラもいました。
2時間くらい歩いて回って、満喫したのでそろそろ帰ります。
ほっこりとした動物園、おもしろかったな。
【帰路】日立駅から常磐線でのんびり帰宅
帰りのバス停は、さっき降りたバス停よりだいぶ駅側に戻ったところにありました。
旅先で、バス停が行きと帰りでずれた場所にあってすぐに見つからないと、乗れなかったらどうしよう?と心配になりますよね。
またクレジットカードでバスに乗りました。

16時半くらい、駅に戻ってきました。おみやげなどがある「日立駅情報交流プラザ」もあります。
寄りたかったけど、電車の時間がせまっていたのですぐに改札に入りました。
帰りもケチって特急は使わず普通電車で。
ただ思ったより混んでいて、水戸駅で上野行きに乗り換えようとしたら帰宅ラッシュで座れないくらい混雑していたので、課金してグリーン車に乗りました。
(帰宅ラッシュ時だけど、上りだから混まないだろうと思ってた💦)
慌ててモバイルsuicaでグリーン券(1000円)を購入してから車内へ。

天井のsuicaのマークにタッチすると、ランプが緑に変わります。これでOK。

グリーン課金するなら特急に乗ってもよかったかもですが、空いている車内でゆっくり帰れたのでよかったとします。
まとめ
初めて訪れた、日立日帰り旅の様子をご紹介しました。
ガラス張りの駅舎から見た海の絶景。
そして、震災を乗り越えた人々が今も暮らす町の風景も心に残りました。
また日立の町をバスや徒歩で観光して、神社やレトロな動物園を訪れて、一日楽しむことができました。
今度は、今回時間の都合で行けなかった御岩神社にも行ってみたい。
(御岩神社は、日立駅からバスで片道35分¥610、御岩山を登拝するのに片道60分とのこと)
日立駅の朝日も見てみたいけど、早朝来るのはなかなか大変ですよね…🌞💦いつか来たいな。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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