この記事では、HSS型HSPの方が「そうそう、これある!」と思わずうなずいてしまう“あるある”を紹介します。
困ったことばかりに見えるかもしれませんが、じつはこれらの特性にはポジティブな面もたくさん。
ちょっと視点を変えるだけで、自分とのつきあい方がラクになります。
「私ってHSS型HSPかも?」と思っている方や、仕事・日常・人間関係のモヤモヤが気になるHSS型HSPさんに、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
HSS型HSPとはどんな人
HSS型HSPとは、HSS=刺激を求める傾向を持ちながら、HSPの繊細で傷つきやすいな感受性も併せ持つ人のことです。

HSS型HSPはこのような相反する2つの特性を持つため、繊細で傷つきやすいのに、刺激を求めて行動してしまうことがよくあります。
そのため、生活の中で
「はりきって出かけたのに疲労困憊」
「仕事が続かず転職が多い」
「人との会話ははずむのに、長く付き合える友人ができない」
といったことを感じる場面も多いかもしれません。
この記事では、そんなHSS型HSPさんの“あるある”をまとめてご紹介します。
HSS型HSPやHSPは病気や診断名ではなく、生まれ持った気質のひとつです。
「自分はHSS型HSPかも」と感じている方にも、「あ、これってあるあるなんだ」と気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
HSS型HSPの特徴は次の記事でまとめています。診断テストの紹介もあります。
HSS型HSPあるある|仕事・日常・人間関係のリアル
仕事編

初めての仕事もわりとすぐできる
新しい仕事や環境にも、わりとすぐに慣れるほう。
初めての仕事でもサッと飲み込めて、マスターするのが早い。
そのため、まわりからは「適応力が高い」「仕事ができる人」という印象を持たれがち。
でも本人はそんな感じではなく、ただ観察力があって空気を読んでいるだけだったりする。
できる人に見られるが、内心は“こんなんじゃダメ”と思っている(完璧主義)
周りから「仕事ができる人」と思われるが、本人は「こんなんじゃダメ」と思ってる。
心の中で「もっとこうしなきゃ💦」「なんかダメだった…」と反省会が開かれることもある。
理想が高く細かいところに気づきすぎるから、完璧に仕上げようとするが、求められているレベルはそこまでじゃなかったりする。
それなのに、自分では完璧主義だって気づいてないことも…。
他にもっと自分に合った仕事があるのでは?と思う
今の仕事も嫌いじゃないけど、現状に満足できない。もっと自分を生かせる仕事があるんじゃないかと思う。
つい転職サイトを見てしまうことも…。
そのくせ、自分が何がやりたいのかよくわからない。
期待に応えようとする
「期待に応えたい」「がっかりさせたくない」と思って、がんばる。
相手の気持ちに敏感なので、無意識に「こうした方がいいんだろうな」と考えて動く。
その結果、キャパを越えて疲れきることもある。
一気に集中して成果を出すけど、その後ガクッと疲れる
やる時は、ものすごい集中力で一気に片づける。しかも完成度が高い。
でも、そのあとでエネルギーが切れて、どっと疲れが出て動けなくなる…。
体調を崩して、初めて頑張りすぎていたことに気づくこともある。
同じことをしていると飽きる
ルーティンワークが続くと飽きて、やる気がなくなってなんかイライラする。
最初は「こういう単純作業も楽しい」と思うけど、飽きるのも早い。
そうなると、「なにか他の仕事ないかな…」と探したり、誰かに話しかけに行ったりして集中できない。
納得できないことにモヤモヤする
効率悪いやり方、意味がわからないルール。
そういうのに出会うと、「なんでこれやらないといけないの?」と、モヤモヤが止まらない。
納得できないまま動くのがすごくいや。
でもそこを主張すると、他の人はそこまで思ってなくて、「え?私だけ?」と一人モヤモヤ。
日常編

朝はわりと元気。でも午後に急に疲れる
朝は調子もまあまあで、けっこう元気に動き始めるけど、午後になると突然バッテリーが切れたように疲れてぐったりする。
特に予定が詰まってる日は、途中で帰りたくなることもある。
楽しみにしてたのに、当日になると急に行きたくなくなる
旅行やイベント、人と会う約束――。
前日まではワクワクしていたのに、当日になると急に「行きたくない…」という気持ちがわいてくる。
前の日に荷造りをしているときに、なんとなく気が重くなってきたり、当日の朝になって「今日はやっぱり一人でいたいな…」と思ってしまったり。
いざ行ってみれば楽しめるのに、直前になると気分が変わってしまう。
”やりたい”と”疲れた”の両方を抱えている
「あれもやりたい、これも気になる」と、やりたいことがたくさんある。でも「疲れて、全部はできない」。
うっかり手を付けるとキャパオーバーになって、後から後悔する。
やる気や、やりたいことの多さと、体力のバランスがとれない。
「おもしろそう!」と思ったら、即行動
何かに興味を持った瞬間、「おもしろそう!」と思ったら、もう止まらない。
気づけばネットで調べていて、気になるイベントや体験教室にもすぐ申し込んでしまう。
出かけるまでのハードルが低く、「とりあえず行ってみよう」と行動する。
ただあとから「思ったより疲れた…」と消耗してしまうのも“あるある”。
興味をもったことを調べまくる
何かに興味を持つと、徹底的に調べてしまう。
ネットを検索して深堀したり、関連書籍も調べて2~3冊ポチッたり、時間を忘れて満足するまで調べる。
旅行やお出かけなどでも、“納得いくまで調べる”。
時々、情報を見過ぎて収集がつかなくなり、よくわからなくなることも。
多趣味と思われがち
興味をもって趣味にすると、夢中になってハマる。
道具も最初から本格的なものを揃えがち。
上達するのも早いが、ある程度まで行くと突然興味がなくなり、新しい興味を見つけて次の趣味を始める。
いろんなことに興味があって、すぐ本格的に始めるから『多趣味だね!』と言われるけど、自分としてはそんなつもりはなくて。気づいたら次々夢中になってるだけ。
気づいたときには、もう限界を超えている
「まだ大丈夫」「あとちょっとだけ頑張ろう」――そう思いながら動いているうちに、気づけば頭痛がしていたり、身体が動かなくなっていたり。
HSS型HSPの人は、やる気や興味に突き動かされて動いてしまうぶん、自分の疲れに気づくのが遅くなりがち。
限界を超えてからようやく「やばい💦」と気づくのも、よくあるパターン。
眠いのに、なかなか寝つけない
布団に入って目を閉じても、なかなか眠れないことがある。眠いはずなのに、眠れない。
そのうち頭の中でいろんなことを考え始めてしまい、ますます眠れなくなっていく…。
友達と旅行に行って、隣で聞こえる寝息を聞きながら眠れずに過ごすこともある。
眠る前、「今日はちゃんと寝られるかな」と不安になることさえある。
休み方がわからない
「もう疲れた…今日は休もう」と思っても、いざ休もうとすると、どうやって休めばいいのかわからない。
“何もしない”ということが落ち着かなくて、気づけば何か始めてしまっている。
何もせずに1日を過ごすと、退屈すぎて耐えられない…と感じることも。
頭では「休んだ方がいい」とわかっているのに、体と心がなかなかついてこない。そんなジレンマ。
自分のペースで楽しめる“ソロ活”がいい
ひとりでカフェに行ったり、映画を見たり、ふらっと散歩したり。
誰にも気を遣わず、自分のペースで自由に楽しめる“ソロ活”が好き。
人が多い場所はどうしても疲れてしまうけれど、ひとりなら人ごみを避けて好きな場所に行けるし、
ちょっと混んでいる場所に行ったとしても、「もう無理」と思ったら自分のタイミングでさっと帰れる。
対人関係

初対面でも会話ははずむ。でも、実は疲ていることも
初対面の人とも、わりとすぐ仲良くなれる。
相手に興味があるから、自然と会話がはずんでその場は楽しい。
でも、それは「社交的」というより、「相手のことをよく見て、気を遣って話している」から。
家に帰るとどっと疲れが出て、「あれ?私、がんばってたのかな…」と気づくこともある。
好印象を与えがち。でも心は警戒している
「親しみやすい」「話しやすい」と、初対面でも良い印象を持たれることが多い。
でも内心では、「この人どんな人だろう?」「変に思われないようにしなきゃ」と、常にいろんなことを考えながら話している。
無意識のうちに気を遣って、心はずっと警戒している。
外から社交的に見える自分と、本当の自分との間に、ちょっとしたギャップを感じることがある。
相手に合わせすぎて、後からぐったりする
その場ではにこやかに会話を楽しんでいても、家に帰ってからどっと疲れが押し寄せてくることがある。
思い返してみると、「”うんうん”って言ってたけど、あの意見には違和感があったな…」「あのとき、ちょっと無理して笑ってた」と気づくことも。
相手のペースや空気に合わせすぎてしまって、自分の本音を話していない。そんな時、心の中ではけっこうエネルギーを消耗しているのかもしれない。
“合わない”と気づくと突然距離を取る
すごく仲良くしていたのに、ふとした瞬間に「相手に合わせていただけかも…」と気づくと、急に引いてしまう。
なんとなくフェードアウトして、相手から連絡がきても「今度落ち着いたらね…」などと距離をとる。それが続くとちょっと気まずい。
長い付き合いの関係ができにくい
友達がいないわけじゃないけど、「ずっと付き合ってる親友」みたいな存在がなかなかできない。
悩みとのつき合い方|ちょっとラクになるヒント

仕事
退勤後は切り替える
HSS型HSPさんは感受性が高く、仕事中に受けた言葉や場の空気を引きずりやすい傾向があります。
仕事が終わっても「さっきの対応、どうだったかな」「あの人にどう思われたかな」と、いつまでも頭の中でぐるぐる考え続けてしまいがちではないでしょうか。
こうした“思考の持ち帰り”を減らすには、退勤後に「切り替えをはっきりする」のが効果的です。
たとえば、帰りの電車で好きな音楽を聴く、本を読むなど、「この時間は好きなことをして切り替える」と決めておくと、小さな習慣でもスイッチが入りやすくなります。
また、帰り道にあえて考えごとをせず、まわりの景色を楽しみながら歩くのもおすすめです(ちょっとしたマインドフルネスですね)。
「もう仕事は終わった!(残業代も出ないし)」と、意識的に線を引くこと。
とはいえ、どうしても気になることがあるときは、つい考えてしまうものです(わかります!)。
そんなときは「それを考えなくても、今日は生きていける」と思ってみてください。少し楽になれるかもしれません。(メンタル強め美女白川さんも言ってました!)
それでも切り替えられないときは、頭の中をぐるぐるしていることを、メモに書き出してみましょう。
「書いたから、もう考えなくていい」と思うと、少し頭が落ち着いてきますよ。
頭を切り替えるには「マインドフルネス」もおすすめです。下の記事で、私がマインドフルネスに挑戦した体験を紹介しています。
完成度と求められているレベルのバランスをとる
完璧を目指しがちなHSS型HSPさんは、つい必要以上に時間やエネルギーをかけてしまうことがあります。
細部までこだわって丁寧に仕上げても、実は職場では「そこまでやらなくても大丈夫」という場面も少なくありません。
本人は「完璧主義」という意識がなくても、やっているうちに細かいところが気になって、結果的に高い完成度になってしまう…ということもよくあります。
そんなときは、「この仕事にどこまでの完成度が求められているか?」という視点を持ってみるのが有効です。
その範囲内で、「自分の中では7割くらいでOK」と思えると、ぐっとラクになります。
(実際、その“7割”でも、まわりから見れば「完璧じゃん!」と言われることが多かったりします)
一人になれる時間を作る
職場では、どうしても人と関わる場面が多くなります。
HSS型HSPさんは、人の感情や雰囲気に敏感なため、気づかないうちに疲れがたまってしまいます。
そんなHSS型HSPさんには、「一人になれる時間」を意識的に確保することをおすすめします。
たとえば私は、昼休みはイヤフォンで音楽を聴きながら、一人でランチをとるようにしていました。
自分の感覚に戻れる感じがして、午後の仕事にも気力がわきます。
外に散歩に出るのもいいし、デスクで軽く昼寝をするのも、疲れがとれて効果的です🌝
仕事に疲れた時は、もし可能であれば、外にコーヒーを買いに行くのも、のびのびとした気持ちにリセットできます。
難しければ、トイレに行ってぼーっと座るとか、エレベーターホールの窓から外を眺めるのもいいかもしれません。
“これは自分に必要な時間”と意識して、少しずつ取り入れてみてくださいね。
自由度の高い仕事が向いている
HSS型HSPさんは、創造性が高く、自律的で、群れに従うのが苦手な面があるため、「自由度の高さ」は仕事の続けやすさに直結します。
また、「退屈感」を避けられるかどうかも非常に重要なポイントです。
自分の感性や創造性を活かしながら、自律的に進められる仕事、特に短期のプロジェクト型の仕事が向いている傾向があります。
創造性を活かす仕事というとアート系を思い浮かべがちですが、実際には、進め方を改善したり、チームのやりやすさを考えた提案をしたり、他部署と調整して物事を円滑に進めるといった業務も、十分に創造的です。
また、プロジェクトほど明確でなくても、年単位の業務でも四半期ごとなどで区切りが見える仕事であれば、気持ちの切り替えがしやすく、継続しやすくなります。
たとえルーティン要素の多い仕事であっても、やり方や順番などをある程度自分でコントロールできると、無理なく自分のペースで働くことができ、続けやすさにつながります。
逆に、ルールが細かすぎたり、毎日同じ作業を繰り返すような仕事、新しい挑戦が少ない仕事は、HSS型HSPさんにはストレスになります。
フレックスタイム制や裁量労働制、テレワークなどが導入されている職場は、働く時間や環境の自由度が高く、HSS型HSPさんにとって無理のない働き方を実現しやすい職場と言えるでしょう。
日常生活
自分の刺激欲求を満足させる
HSS型HSPは、繊細さだけでなく、「刺激を求める感覚」も持ち合わせています。
そのため、毎日同じことの繰り返しでは退屈になりやすく、逆にストレスになります。
日常の中に小さな“新しい刺激”を取り入れて、自分の刺激欲求を満足させましょう。
たとえば、カフェに行って作業をしたり手帳を書いたりする、普段とは違う道を通って帰る、気になっていた本を手に入れるなど、自分の中に「ちょっとワクワクすること」を定期的に与えてあげると、気持ちがリフレッシュします。
「自分を癒す心地よい刺激」を知っておくことで、エネルギー切れを予防できます。
休みを取る
HSS型HSPさんは、刺激を求めるけど、中身はHSPなので疲れやすいという特徴も持っています。
外に出かけたり、新しいことにチャレンジしたりしたあとは、想像以上に心身が消耗していることも。
疲れがたまる前に、意識的に「休み」を取ることを習慣にすると安心です。
たとえば、「週に一日は出かけない日をつくる」「何も予定を入れない半日を確保する」など、定期的に“何もしない時間”を自分にプレゼントしましょう。
スケジュール帳に「休み」と書いておくといいですよ🌝
しっかり休むことが、自分を守ることにつながります。
生活リズムを整える
寝つきが悪く、寝不足になるとますますエネルギー不足に陥りやすいのがHSS型HSPの特徴です。
そのため、自分の生活リズムを把握し、“本来のリズム”にできるだけ沿った暮らしを意識することが理想です。
生活リズムを知る手がかりとしておすすめなのが、「クロノタイプ(Chronotype)」です。
クロノタイプとは、単なる朝型・夜型という分類にとどまらず、人の睡眠傾向を<イルカ・ライオン・クマ・オオカミ>の4タイプに分けたもの。
どの時間帯に運動や仕事をするのが向いているか、といった実用的なアドバイスも得られるので、とても参考になります。
下記のサイトで、簡単な診断テストを受けることができます:
この手のテストは、答え方によって多少結果が変わることがありますが、「どっちかな?」と迷った場合は、両方の説明を読んでみると、直感でしっくりくるものが見つかるかもしれません。
ちなみに私は「イルカ型」でしたが、いわゆるショートスリーパーではありません。
夜は11:30に寝て朝7:30に起きるというリズムが自分には合っていて、平日も休日もこのスケジュールを守るようにしたところ、「眠れない…」という悩みがだいぶ解消されました。
クロノタイプに関する理解を深めるには、下記の書籍もおすすめです。
もちろん、どのタイプの人にも共通して効果があると言われていること――
たとえば、「毎日同じ時間に起きる」「夜はスマホを早めに手放す」「散歩や軽い運動を取り入れる」なども、ぜひ取り入れてみてください。
長続きさせたい趣味は習慣化
多くのことに興味を持ちやすいHSS型HSPは、「一つのことが続かない」と悩むことがあるかもしれません。
でも実際には、子どもの頃からの習い事を続けている人や、10年以上続けている趣味がある人も少なくありません。
HSS型HSP=何事も続かない、というわけではないのです。
もし「これは長く続けたい」と思うものがあるなら、“習慣化”を意識すると継続しやすくなります。
おすすめなのは、「失敗できないくらい小さな目標」を設定することです。
たとえば「3分だけ練習する」「1行だけ書く」「本を1ページ読む」など、ほんの少しでもいいから“必ずできるサイズ”の目標にしておくのがポイント。
さらに、すぐに始められるように道具を出しておく、食後などの決まったタイミングを“トリガー”にする、といった工夫を組み合わせると、自然と習慣になっていきます。
「なんか飽きたかも…」と思っても、いざ始めてみると、気づけば3分どころか30分夢中になっていた…ということもよくあります。
とはいえ、「続けられないのはよくない」と自分を責める必要はありません。
もし本当に飽きた、もう興味がなくなったと感じたら、罪悪感なく手放してOKです。
習慣化する方法については、下記の本が参考になります。
対人関係
長い付き合いの友人がいなくても気にしない
「昔からの友達がいない」「気づけば、関係が自然に終わっていた」
そんなふうに感じて、ふと寂しさを覚えることがあるかもしれません。
でも、HSS型HSPの人は、人と深く関わるほどに疲れてしまいやすく、「つかず離れず」の距離感のほうが、むしろ心地よいと感じることも多いものです。
最近では、人の成長や変化に応じて、交友関係も自然と変わっていくという考え方も広まりつつあります。
「長い付き合いの友人がいなければいけない」と思わず、今の自分にとってちょうどいい関係を選んでいくことが、自分らしくいられることにつながるのではないでしょうか。
適度な距離感のほうが、案外うまくいくことも
HSS型HSPにとって、人間関係を長く続けるには、「適度な距離感」を保てることが大切なポイントになります。
それは決して「仲が良くない」とか「関わりが浅い」という意味ではなく、自分のペースで会う頻度や時間を調整できる関係、ということです。
頻繁に会わなくても、たまに会ってリラックスして話せる関係のほうが、結果的に長く続いたり、相手がより深くわかるようになったりすることもあります。
「ちょうどいい距離」を大切にすることで、お互いに無理なく付き合える心地よい関係が育まれていくかもしれません。
親しい相手にはHSPのことを伝える
気を遣いすぎて疲れてしまう、予定の前日に急に不安になる、にぎやかな場所が苦手…。
こうした繊細な反応は、HSPやHSS型HSPという気質を知らない人にとっては、思いもよらないことかもしれません。
信頼できる相手であれば、「実はHSS型HSPという気質があって…」と、あらかじめ伝えておくのもひとつの方法です。(これはHSPの人にもよくすすめられる対処法です)
その際に大切なのは、「HSS型HSPとはどういうものか」を説明すると同時に、「どうしてほしいか」「どこが限界なのか」を伝えることです。
たとえば、「〇時間くらい話すと疲れてしまって、集中できなくなる」や、「帰ってからぐったりしてしまう」と伝えると、相手も理解しやすく、協力してもらえることが多いようです。
まとめ
HSS型HSPの「あるある」は、困ったことに思えるかもしれませんが、見方を変えればその人ならではの魅力や強みでもあります。
刺激に敏感で疲れやすいけれど、だからこそ気づけること、行動できることもたくさんあります。
すべてをコントロールするのは難しくても、「自分の傾向を知っておく」ことで、ちょっとラクに生きやすくなることもあります。
この記事が、HSS型HSPとしての自分を少しでも受け入れやすくなるきっかけになればうれしいです
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