HSS型HSPに向いている仕事と職場環境|自分の強みを活かす働き方

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

自分らしい働き方

HSS型HSPの人は、「ひとつの仕事が続けられない」「自分に合った仕事がわからない」「もっと自分を生かせる仕事があるのではないか」など、仕事探しに悩んだり、転職を繰り返す方が少なくないようです。
(私自身もそうでした)

刺激を求める一方で、刺激に敏感でもあるHSS型HSPは、一般的な働き方に馴染みにくいところもあります。
「飽きっぽい」「続かない」ことに悩む方も多いですが、実はその背景には、繊細さと多才さ、そして深い探究心が隠れています。

この記事では、そんなHSS型HSPが自分の特性を理解しながら、自分らしく働くためのヒントをまとめました。
向いている仕事や職場環境、気質に合った働き方まで、幅広く紹介しています。
「仕事に違和感がある」「もっと自分に合う働き方がある気がする」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

HSS型HSPとは

HSS型HSPとは、HSP(Highly Sensitive Person:繊細で感受性が高く、刺激に敏感な人)でありながら、同時にHSS(High Sensation Seeking:刺激や新しい体験を求める傾向)も併せ持つ人のことを指します。

HSPの特性は、静かな環境や穏やかな人間関係を好み、変化や強い刺激を避ける傾向があります。
一方、HSSの特性は、冒険心があり、新しい刺激や挑戦を求めたくなるという、まったく逆の方向を向いています。

つまり、HSS型HSPは「傷つきやすく慎重でありながら、同時に刺激を求めて行動したくなる」という、矛盾した2つの気質を内側に抱えています。
そのため、自分にとって本当に心地よい環境や働き方、人間関係を見つけるのに時間がかかり、「生きづらさ」や「どこにもフィットしない感じ」を抱えやすくなるのです。

※HSS型HSPやHSPは病気や診断名ではなく、生まれ持った気質のひとつです。
HSS型HSPの特徴については、以下の記事で詳しくまとめています。おすすめのチェックテストも紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。

HSS型HSPが「自分に合った仕事」を見つけにくい理由

HSS型HSPの人が、「自分に合う仕事がわからない」「職場がどうしても合わなくて転職を繰り返してしまう」と悩みがちなのは、刺激を求めるHSSの傾向と、繊細で疲れやすいHSPの気質という、相反する2つの特性を併せ持っていることが大きな原因です。

退屈を感じやすく刺激や変化を必要とする一方で、人間関係や職場の刺激に敏感に反応して疲れてしまう。
この2つを同時に満たすような仕事や職場環境を見つけるのは、簡単ではありません。

さらに、集団に同調するのが苦手、自律性を求める、意義のある仕事ややりがいを求めるなど、HSS型HSPに特有のこだわりもあります。こうした特性が重なることで、働き方や職場への「違和感」が起こりやすいのです。

HSS型HSPの人が自分に合った仕事を見つけるためには、まず自分の特性をよく理解することが大切です。そして、「どんな条件なら自分の欲求が満たされるか」を明確にしておくことで、仕事選びや働き方のヒントが見えてきます。

HSS型HSPのキャリアにおける課題と強み

HSS型HSPの人が自分らしく働いていくためには、「何が課題になるのか」「どんな強みがあるか」を理解しておくことが大切です。
ここではまず、仕事を探す際にぶつかりやすい課題を見ていきましょう。

仕事を探すうえでの課題

共感性が高く、ストレスを感じやすい

HSS型HSPの人は、HSPの特性として共感性が非常に高く、職場でまわりの人の感情に敏感に反応しがちです。
そのため、他人の緊張やイライラ、悲しみといった感情に次々と共感してしまい、気づかないうちに疲労をためてしまうことが多いかもしれません。

またHSPの特徴として、受け取った感情を深く処理する傾向があるため、ちょっとしたことに思われる刺激でも消費するエネルギーが多く、思った以上に疲れてしまうことも。

特に、大人数の職場や、攻撃的・無神経な言動が飛び交う環境は強いストレスとなり、働き続けるのが難しく感じるかもしれません。

とはいえ、どこまでOKでどこからNGかは人それぞれ。
「1対1じゃないと無理」という人もいれば、「過度でなければ大人数でも大丈夫」という人もいます。自分の許容範囲がどこかを知ることが、無理なく働ける職場をみつける第一歩になります。

ことさと
ことさと

私は過度でなければ大丈夫な方ですが、人口密度が高くぎゅうぎゅうに詰まった職場は苦手です。
コロナ禍でテレワークが増え、職場の人口密度が下がったときは嬉しかった!その時フリーアドレスになったのも好きな場所が選べてよかったです。

退屈感を抱きやすい

HSS型HSPの人にとって、大きな課題のひとつが「退屈しやすいこと」です。
これは最大の悩みと言ってもいいかもしれません。

例えば、ある程度仕事に慣れてきたり、先の展開が予測できるようになると、飽きて同じ仕事を続けるのが難しくなるなどです。

これは、新しい経験や変化、刺激を求めるHSSの特性によるもので、決して「我慢が足りない」「わがまま」ということではありません。
このような退屈感を抱きやすい傾向が、HSS型HSPにとって自然な気質であることを理解したうえで、仕事を選んでいくことが大切です。

退屈感を避けるためには、変化や刺激を感じられる仕事が向いています。たとえば、創造的な仕事や、短期プロジェクトの仕事などが挙げられます。

そう聞くと、少し特別な職種のように感じるかもしれませんが、実際には、事務・営業・対人支援など一般的な仕事の中にも、当てはまるものは多く存在します。

※具体的な例については、このあと紹介します。

自律性を重んじる

HSS型HSPの人は、「自律性(自分で考えて、自分のやり方で行動したい気持ち)」を重視し、仕事においても「自律性」を重視する人が多いようです。

そのため、細かいルールや手順が細かく決められている職場や、マニュアル通りに動くことが求められる仕事では、強いストレスを感じます。
「こうした方が効率的では?」「もっと工夫できそう」と感じていても、それを自由に実行できない環境では、モチベーションを保つのが難しくなるのです。

また、会社の理念や価値観が強制されたり、職場の空気に合わせることが当然とされたりする場合にももやもやとします。

HSS型HSPの人にとっては、「ある程度自由に仕事の進め方を選べる」「自由な風土」などが、仕事を続ける上での重要な要素になります。

仕事の意義が感じられるか

HSS型HSPの人にとって、「この仕事には意味がある」と感じられることは、働くうえでのモチベーションになります。
自分の価値観に照らして納得できる仕事でなければ、どんなに良い条件でも続けることが難しくなることもあります。

ただ、「意義を感じるポイント」は人それぞれです。

  • 誰かの役に立っている実感がある
  • 社会にとって必要なことだと思える
  • 自分の成長につながっていると感じる
  • チームに貢献できている、など

「これは意味がある」と感じられれば、多少単調なところがあっても、意外と続けられることもあります。

HSS型HSPに特徴的な才能

HSS型HSPは、繊細さと刺激の追求という相反する面を併せ持つところが課題になる一方で、だからこそ発揮できるユニークな才能があります。
ここでは、HSS型HSPの人に多く見られる3つの才能と強みをご紹介します。

創造的・変革的な発想力

HSS型HSPの人は、創造的・変革的な発想力に優れていて、ひらめきやアイデアが豊富な人が多いです。
そのため、一般的に「創造的」と考えられる仕事(デザイナー、映像クリエイター、ライター、商品企画・開発など)に適性を感じるなら、そこで才能を生かせるかもしれません。

ただし、創造性が発揮できるのはこうした職種に限りません。

HSS型HSPの人は、「もっと良いやり方があるのでは?」と自然に考え、現状に疑問を持ちながらも前向きに変えていこうとする力があり、これも創造性ですね。

この視点は、一見創造的とは思われない仕事の中でも活かすことができます。たとえば──
マニュアル業務の効率化、接客フローの工夫、職場の環境改善、教育・指導方法の見直しなど…。他にもたくさんあると思います。
一見ルーティンに見える仕事でも、創造性を発揮できる場面があれば、才能を発揮する場になります。

共感性のポジティブな面

HSS型HSPの特徴である高い共感性は、強みにもなります。

たとえば、人の気持ちを素早く読み取ってプロジェクトに反映させたり、対人業務(医療・カウンセリング・営業など)において相手の気持ちに沿った対応ができることなどの例があります。
また、職場では、相手の表情や雰囲気を敏感に察知し、うまくコミュニケーションをとって業務をすすめることにも役立ちますね。

HSS型HSPの人は「人と話すのは得意だけど、疲れやすい」傾向を持つ場合もありますが、対人業務に適性がある場合には、「疲れるかと思ったけど疲れなかった。むしろ楽しかった」と感じることもあるようです。(フローっぽい感じ?)

共感性を活かす仕事が自分に合うかどうかは、やってみて初めてわかる部分もあるかもしれません。

明確なビジョンをもったリーダーシップ

HSS型HSPの人は、自律性や創造性、そして意義のある仕事を追求する特性から、明確なビジョンをもってチームを導くリーダーになれる可能性があると言われています。

変化への柔軟な適応力、創造的なアイデア、また、深く追求するHSS型HSPの特性から、専門的な知識を持つ人が多いのも強みですね。
さらに、メンバーの特性に合わせて「それぞれの強みを活かす進め方を考える」など、柔軟で繊細なリーダーシップを発揮することも得意そうです。

このようなタイプのリーダーは、従来の組織の管理職として活躍できる可能性もあるし、起業や自営業などで力を発揮できる人も多いのではないでしょうか。

自分らしく働ける、HSS型HSPに向いている仕事と職場環境

「HSS型HSPにはこの仕事が向いている」、と一概に決められるものはありません。
どんな人でも、仕事を選ぶときは「好きなこと」「得意なこと」「興味のあること」をヒントに探すと思いますが、それはHSS型HSPも同じこと。

ただし、HSS型HSPには特有の気質があるため、仕事を選ぶ際に意識したいポイントがあります。
ここではそのポイントをふまえ、HSS型HSPに向いている仕事や職場環境について紹介していきます。

創造性を生かせる仕事

HSS型HSPの人は、新しいものを生み出したり、新しいやり方を見つけるのが得意で、とても創造的です。
この特性を活かせる仕事は、自分らしさを発揮できるだけでなく、自律性や刺激追求性といったHSS型HSPの欲求も満たしてくれます。

「創造性を活かす仕事」と聞くと、アートやデザインなどのクリエイティブ系職種を思い浮かべる方が多いかもしれません。
こうした職種は、もし自分に適性を感じられるなら、ぴったりの仕事になる可能性があります。

ただし、創造性を活かせる場面はアート系に限らず、それ以外のさまざまな仕事の中にもあります。
たとえば、業務フローを効率化したり、働きやすさを高める工夫や提案をしたり、マニュアルを作成したり。他部署と調整して業務を円滑に進めることなども、立派に創造的な仕事ですね。

このように、自分の特性や関心に合った「創造的な関わり方」ができる仕事は、HSS型HSPに向いていると言えるでしょう。

HSPの強みが活きる「人をサポートする仕事」


HSS型HSPの共感性の高さは、医療、カウンセリング、教育などの「人をサポートする仕事」で大きな強みとなります。
相手の表情や雰囲気から、何を求めているのかを自然と感じ取って、どんな言葉をかければよいのかがわかるのではないでしょうか。

人と関わる仕事は、毎日同じことの繰り返しではなく、予想外の出来事が起きる場面も少なくありません。
ここにはHSS型HSPの刺激追求性を満たす要素もあります。

さらに、仕事の意義ややりがいを重視するHSS型HSPにとっては、「人の役に立つ」という面は大きなモチベーションになりそうです。

自己裁量で進められる仕事が向いている

HSS型HSPには、自分のやり方やペースで仕事を進められる『ある程度自己裁量が認められる』職場が向いています。

自分で業務を進める順番を決めたり、スケジュールを調整したりすることは、HSS型HSPの自律性や創造性を満足させます。
たとえルーティン的な仕事であっても、やり方や順番など、ある程度自分でコントロールできる余地があると続けやすくなります。

短期のプロジェクト型の仕事

HSS型HSPにとって、短期間で区切られるプロジェクト型の仕事はかなりおすすめ。
退屈を感じにくく、集中しやすいです。
特に、始まりと終わりがはっきりしている仕事は、気持ちのメリハリがつけやすく、とても向いています。

ひとつのプロジェクトが終われば、次の新しいテーマへと移っていく――この「変化」も、刺激を求めるHSS型HSPの気質にフィットしやすいポイントです。

また、プロジェクトのように明確でなくても、例えば年単位の業務の中に四半期ごとの区切りがある仕事などは、気持ちをリセットしながら進めることもできます。

手先を使う「職人の仕事」もおすすめ

手先の技術を必要とする、いわゆる「職人の仕事」も、HSS型HSPに向いていると考えられます。
習得には時間と訓練が必要ですが、目の前の作業に深く集中することが多く、“フロー”に入りやすい環境と考えられます。
この”フロー”は成長の喜びや意欲の源になるとのこと。(トレイシー・クーパー博士による)
また日々少しずつ習熟していく実感もモチベーションの維持にもつながりますね。

また、職人の仕事は専門性が高いため、自律的に働ける余地があり、創造的な部分が多いと考えられます。

さらに、顧客の要望に合わせて柔軟に対応するなど、共感性を活かせること、将来的に独立や起業という道も選べることから、HSS型HSPにとって魅力的な要素が多そうです。

柔軟な働き方(テレワーク・フレックス勤務)

フレックスタイム制や裁量労働制、テレワークなど、時間や働き方に柔軟性のある職場は、HSS型HSPにとって理想的な環境のひとつ。
自分のペースで働けて力を発揮しやすいし、ストレスを感じにくいと思います。

特に、静かな環境が必要な人にとっては、テレワークは相性がよいのではないでしょうか。
自宅など落ち着ける場所で、周囲の刺激に振り回されず、思考を深めることができるのも大きなメリットです。

フリーアドレスのように、席が決まっていない、好きな場所を選んで仕事ができる職場もいいですね。
以前フリーアドレスの職場だったとき、繊細なHSPの同僚が静かな窓際の席で仕事していたり、私も両隣のいない席を選んだり、その日一緒に仕事をする人の近くにいったり、その自由があるだけでも気持ちが楽でよかったです。

副業で自分らしいキャリアを広げる

ひとつの仕事にしばられず、自分の興味や得意を活かして挑戦できる副業は、HSS型HSPにおすすめの働き方のひとつです。
本業だけでは満たしきれない創造性や好奇心を、副業で満たすことができるうえ、複数の仕事を並行して進めることで飽きにくいというメリットもあります。

副業には、クリエイティブな活動やライティング、オンライン講座の開講、ハンドメイド作品の販売など、自分のペースで進められる仕事も多くあります。こうした活動は、小さな「やりたい」を試してみる実験の場にもなり、自分の可能性を広げるきっかけになるかもしれません。

ただし、フルタイムで本業をしている場合、副業は実質的に“残業”をしている状態になります。
興味のままに行動しやすいHSS型HSPは、知らず知らずのうちにキャパオーバーになってしまうリスクもあります。
無理なく続けるためには、自分のエネルギーや時間の余裕を見極めながら、慎重に取り組むことが大切です。

自分らしく働ける「フリーランス」という選択

フリーランス(自営業)は、自由を求めるHSS型HSPにとって魅力的な働き方のひとつです。
自分の集中しやすいタイミングや環境を選べることは、HSS型HSPの繊細さにフィットしやすいと言えるでしょう。

また、持ち前の創造性や自律性、そして意義のある仕事を追求する特性によって、自分の価値観に合った仕事を立ち上げ、独自のサービスを提供する人も多いかもしれません。
もちろん、クライアントとの関係づくりや、自分のスキルを磨きながら新しい分野に挑戦していく過程も、HSS型HSPの特性とよく合っています。

一方で、フリーランスはすべてを自分で管理する必要があり、スケジュール管理や責任の重さを負担を感じる人もいるかもしれません。(うまくいかないリスクもありますね)
そのような点にストレスを感じる場合は、フリーランスが合わない可能性もあるため、自分の特性をよく見極めたうえで選択することが大切です。

「マルチポテンシャライト」の生き方

HSS型HSPの中には、興味の幅が広く、ひとつのことに絞るよりも、いくつもの分野に関わることで力を発揮できるタイプの人がいます。
そんな人にとって、「マルチポテンシャライト(多才型)」という働き方は、自分らしさを活かしやすい選択肢になります。

マルチポテンシャライトとは、さまざまな分野に興味を持ち、それぞれに一定の能力を発揮できる人のこと。
このタイプは、異なる経験を組み合わせて新しい視点を生み出したり、独自の価値を提供したりするのが得意で、HSS型HSPととても相性がよいと思います。
この視点を持つことで、自分の多才さがキャリアの軸になるという感覚を持てるかと思います。

マルチポテンシャライトにはいくつかのタイプがあり、たとえばいくつかの仕事を同時に並行して行う人もいれば、しばらく一つの仕事続けた後それを辞めて、次の新しい仕事を始める人もいます。

転職を繰り返している方にも、興味が移っても「また次のステージに進んだ」と前向きに捉えられるケースがあるかもしれません。

下記のリンク(動画)は、マルチポテンシャライトについてのTEDのプレゼンテーションです。とても話題になったもので、私もとても感動しました!よかったらぜひご覧ください。

TED日本語 – エミリー・ワプニック: 天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう?

仕事を探すときのヒント

ここまで、HSS型HSPの課題や才能、向いている仕事や働き方についてお伝えしてきました。
この章では、それらをふまえて、実際に仕事を探すときのヒントをお届けします。

自分の特性に合った働き方を見つけるための参考にしていただけたら嬉しいです。

ゆずれないポイントは何か?

HSS型HSPの特性の出方には個人差があります。
これはよくあてはまるけど、こっちはそれほどでもない…そんな感じではないでしょうか。

このため、仕事を探すときには、自分がどこを「ゆずれない」と感じるか、そのポイントと限界点をはっきりさせることが大切です。

たとえば、

  • 大人数の職場でもやっていけそうか?それとも、少人数や1対1の環境でないとつらいか?
  • 電話対応やクレーム処理など、避けたい業務がないか?
  • リスクを取って挑戦できるか、それとも安定を重視するか?

また、人前に出ることに抵抗がある人もいれば、むしろ目立ちたい・発信したいという人もいます。

ぜひこれまでの経験を思い出て、「これだけは譲れない」と思う条件を整理してみてください。

自分の好きなこと、得意なことを掘り起こす

「やりたいことがわからない…」と感じる方は、自分自身についてゆっくりと深掘りしてみるのもおすすめです。
たとえば、次のような問いかけを自分にしてみてはどうでしょう。

  • 好きなこと、得意なことは?
  • 子供の頃からずっとやってきたことは?(日記はずっと続けている、友達に相談されることが多いなど)
  • 時間やお金をかけてきたことは?
  • 本棚にある本のジャンルは?
  • 普段やらずにはいられないことは?(ものをきちんと整理すること、手帳に自分の考えを整理するなど)
  • どんなときに充足感を感じる?(料理している時、何か作っている時、映画に感動した時など)
  • 成功した経験(表彰された、○○の仕事がうまくいった、手作りの作品が好評だった、ダイエットに成功など)
  • 失敗した経験(試験に落ちた、続かなかった、挫折したなど)

こうして掘り下げていくと、意外なところに「これ得意かも?」と思うものが見つかったり、またうまくいっているものの中に共通点が見えたりするかもしれません。
小さな好きなこと、得意なことを組み合わせて、新しい働き方のヒントが見つかることもあります。

▶このテーマについては、下記の記事でも詳しく紹介しています。

もちろん、やりたいことがわからなくても、その時の自分に合った仕事を見つけるのもいいと思います。
とりあえず始めた仕事の中で、新たなやりたいことが見つかる可能性もあるのです。

▶やりたいことがわからない時の転職については、下記の記事に書いています。よかったら参考にしてください。

参考にした書籍のご紹介

この記事は、トレイシー・クーパー著『傷つきやすいのに刺激を求める人たち』(フォレスト出版)を参考にし、私自身の体験や視点も交えて構成しています。

本書は、HSS型HSP研究の第一人者であるトレイシー・クーパー博士が、HSPやHSS型HSPのの研究結果を一般の人向けにわかりやすくまとめたものです。
初めてHSP関連の本を読む方には少し難しく感じる部分があるかもしれませんが、心理学に関心のある方にはとても読みごたえがあります。
「もっと深くHSS型HSPについて理解したい」という方にはおすすめの本です。

まとめ

HSS型HSPは、刺激追求性と繊細な感受性という矛盾する特性をあわせ持っています。
そのため、働くうえでの迷いや悩みが多く、「自分に合う仕事がわからない」と感じやすいかもしれません。

けれど実際には、この気質だからこそ発揮できる創造性や共感性、柔軟な対応力などたくさんの強みもあります。
大切なのは、無理なく力を発揮できる働き方を見つけることです。

今回ご紹介した内容が、「これならできそう」「ちょっと気になるかも」と思えるきっかけになればうれしいです。
焦らず、自分のペースで、自分らしい道を見つけていけますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました