HSS型HSPの恋愛傾向|好きなのにうまくいかない“ちぐはぐ”の理由

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HSP・HSS型HSP

「恋愛になると急にブレーキがかかる」「好きなのに距離をとりたくなる」
今度こそうまくいきそうな気がする…と思ったのに、結局前と同じ。
私って恋愛に向かないの?

もし思い当たることがあるなら、それはHSS型HSP(刺激を求める繊細な気質)によるものかもしれません。

この記事では、そんなHSS型HSPの恋愛傾向を整理しながら、
私自身の体験も交えて、“ちぐはぐ”な恋とどう向き合っていけばよいかを探っていきます。

HSS型HSPの恋の特徴は、“矛盾のジェットコースター”

HSS型HSPの恋は、まるでジェットコースターのように揺れ動きます。
感情の振れ幅が大きく、思考も深く、しかもその両方が高速で行ったり来たりする。
それは、「刺激を求める行動力(HSS)」と「繊細な感受性(HSP)」という、相反する2つの特性を持っているからです。

HSS型HSPが恋をするとどうなる?

たとえば、こんなことはありませんか?

  • 一目惚れ → 深読みモードに突入
    「わっ、素敵!」と思った瞬間は直感でグッと引き込まれるけれど、
    そのあとすぐに「でもあの発言ってどういう意味?」「この先うまくいくの?」と頭の中がフル回転。
  • LINEの返事が来ないだけで、脳内会議スタート
    「嫌われたかな?」「送らなきゃよかった?」と心配しながらも、「いや、忙しいだけかも」と冷静な自分もいて、感情と理性のせめぎ合い。
  • 気持ちは盛り上がってるのに、なぜか距離をとってしまう
    会いたいと思っているのに、「距離が縮まるのが怖い」と自衛本能が作動。
    情熱的だけどぐいぐい行くのが実は苦手で、自分のタイミングと安心感が何より大事。
  • 相手に合わせすぎる。求められている“いい人”を演じてしまう
    相手が何を求めているかを全力で察知して、嫌われないようにふるまう。「NOと言えない」「断れない」「無理して合わせる」。自分の本音がわからなくなることも。
  • 好きな人のことを、深すぎるほど観察・分析してしまう
    「この人、ああ言ってたけど本音は…」「今の表情、何か気にしてた?」など、感覚が鋭すぎて疲れるほど察知してしまう。
  • 盛り上がると、自分でもびっくりするくらい大胆になる
    普段は慎重なのに、恋モードが入ると突然アクティブに。
    「誘ってみようかな?」「話しかけちゃおうかな?」と自分でも驚く行動力を発揮。
  • その反動で、ひとりになりたくなる
    デートのあとにどっと疲れたり、好きすぎてしんどくなったり…。
    恋してるのに、距離を置きたくなる。

なぜこんなに揺れるの?その理由は「気質のミックス」にある

このように、感情と理性、好奇心と警戒心、愛情と自己防衛が同時に存在し、内面でせめぎ合うのがHSS型HSPの恋の特徴です。

その結果、自分でも「なぜこんなに疲れるの?」「なんで素直になれないの?」と戸惑ったり、
時には「私は恋愛に向いていないのでは…」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

でも、それは「向いていない」のではなく、気質の特性ゆえの“揺れ”なのです。
誰よりも深く相手を見て、感じて、考えてしまうからこそ、簡単には進めない。
でも、だからこそ築ける絆もあるはずです。

このあとでは、そんなHSS型HSPの恋愛傾向を、他の気質タイプと比較しながら見ていきます。

HSP・HSSなど、気質ごとの恋の傾向を比較

「こんなに気持ちが揺れたり、ちぐはぐになったりするのって、自分だけ…?」
そう思ってしまうこと、ありませんか?

実は、恋愛における行動や感じ方は、“気質”によって大きく変わります。
ここでは、HSS型HSPを含む4つの気質タイプを比較しながら、それぞれの恋愛傾向の特徴を見てみましょう。

下の表は、AIがWebを調査をした結果です。それぞれの気質の典型的な特徴をまとめました。
実際には、HSS型HSPだけどすごくHSS寄りの人、HSPだけど傾向の弱い人など、気質の出方は人それぞれですが、それぞれの傾向はこんな感じという風に考えていただけるといいと思います。

特性HSS型HSP
(刺激と繊細さを両方もつ)
HSP
繊細さが強い
HSS(刺激を求めるが繊細さは少ない)非HSP・非HSS
(比較的安定型)
感情の揺れジェットコースター級
(喜び→不安→興奮→沈静)
深くじんわり、でも揺れは少なめ情熱的で前のめり、でもあっさりしてる面も比較的安定、恋愛は日常の一部
考えすぎ表情や言葉の裏を読みすぎて、ひとり反省会になりがち相手の感情には敏感だが、自分の思考をぐるぐるしすぎないあまり深く考えず、直感と勢いで動く相手の行動や言葉をそこまで気にしない
アプローチ行きたいけど慎重!突っ込んだあと引きたくなる基本は慎重、様子を見てからじわじわどんどん行動!テンション高めタイミングとノリで自然に
一人時間の
必要性
会いたいけど一人になりたい…矛盾で悩む距離感は大事だが、あまり揺れない基本的に人と一緒にいても大丈夫疲れにくく、どちらでもOK
恋に落ちる
スピード
一目惚れしても、すぐに頭で分析が始まって迷いがち徐々に惹かれていく傾向ドーンと燃えて一気に突き進む出会いの流れに自然に乗る感じ

それぞれの特徴を見比べてみると、特性によって行動や思考にかなり差があります。

私はHSS型HSPなので、HSS型HSPのパターンがわかりすぎます💦
そして、みんな恋をしたらこんな感じでしょ?と思っていたので、「えっみんなは違うの!?」と驚きました。

でもある友人のことを思い出してみると、彼女はまさに、上の表のHSS型の通り…。もしかすると彼女はHSS型(非HSP)なのかも?と思いました。
友人は、誰かを好きになるとすぐにがんがん行って、あっという間につき合いだして、何時間かおきにLINEをもらわないと気が済まない。私は「彼氏は大変だなぁ」と思ったけど、彼女は「え?普通そうじゃない?」と言ってました。
気質によってずいぶん違うんですね!


さて、上の表を見るとHSS型HSPの恋がなぜ“揺れやすい”のかが少し見えてきます。

例えば、

  • HSSのように「一気に近づきたい」という衝動がある一方で、
  • HSPのように「相手の気持ちを考えすぎて動けない」というブレーキも働く。

このアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態が、HSS型HSPの恋を“ちぐはぐ”に感じさせる理由なのかもしれません。

でも裏を返せば、それは深い感受性と豊かな情熱をあわせ持っているということ。
この気質を知ることで、自分の恋の「ちぐはぐ」にもやさしく向き合えるようになるはずです。

HSS型HSPとしての私の恋愛経験

ここでは、私自身の恋の経験から、HSS型HSPらしい面について書いてみました。
そんなに恋愛経験が豊富なわけではありませんが、この記事を読んでくださっている方の多くよりは、きっと私は年上だと思います。
もしかしたら、参考になることがあるかも?と思って、この章を書くことにしました。

相手に合わせすぎて自分が見えなくなる

私は恋愛において、HSS型HSPでよく言われる「熱しやすく冷めやすい」といったことはありませんでした。
でも、自分と感性の合う人にはすぐに気づいて、一気に恋に落ちる──それはHSS型HSPらしいところです。

一番の問題は、相手が求めていることを全力で察知し、自分を相手に合わせてしまうことでした。
どんな人間関係でもこの傾向はありましたが、好きな人に対しては、特に極端だったように思います。

そのせいで、自分がどう感じているのかがわからなくなってしまい、「ほんとうに好きなのかな?」と迷ったり、せっかく相手が好意を示してくれても反応できず、挙動不審になったりしたこともあります。

結婚生活でも、お互いの間に“境界線”をつくることの大切さを知らず、私は相手に合わせすぎていました。
そのため、良い関係を築くことができず、結果的にうまくいきませんでした(もちろん、私だけでなく相手にも問題はありました)。

いくつかの経験を経て、今思うのは──
相手が何を求めているかを深く理解できるのは、HSPの優れた特性だけれど、相手ばかりに注意を向けているとバランスが悪いということ。
自分が何を感じているかを知ることも、同じくらい大事だと、ようやくわかってきました。

それ以来、相手と自分の両方に意識を向けて、バランスをとることを意識するようにしています。
ほんの少しのことでも、「自分を優先する」という選択をしてみると、驚くほど流れが変わることがあります。

たとえば、彼がまだ話したそうにしていても、自分が「次のことをやりたい」と思ったら、切り上げて次の行動に移すなど。
本当に大したことないような、小さなことでも実際にやってみると、その後の流れががらりと変わります。
そして、心が満たされるのを感じて、自分でもびっくりしました。

これは恋愛に限らず、友人や家族との関係でも大切なことだと感じています。
もちろん相手を優先してもいいし、その時々に応じて、うまくバランスをとれるようになっていけたらと思っています。

タイプの違う友人のアドバイスはあてにならない

もう一つ書きたいのは、恋の悩みを友人に相談したとき、「もっと積極的に行かなきゃ!」とアドバイスされたこと。
その友人は、上でも書いたように、おそらくHSS型(単独)のタイプです。

そのときは「そうなのかな…」と思って聞いていましたが、今思えば、タイプの違う人のアドバイスは私には合わなかったのですね。
“気持ちだけいただく”くらいがちょうどいいのかもしれません。

HSS型HSPが恋と向き合うためのヒント

HSS型HSPの恋は、感情の激しさと繊細さが交差して、ちょっと複雑です。
ここでは、そんな自分の恋の傾向とうまく付き合っていくためのヒントをいくつかご紹介します。

感情の揺れも自分らしいとを受け止める

まずは、自分のHSS型HSPらしいところ、気持ちや内面の「揺れ」を否定しないことです。

感情が揺れて不安になって考えすぎたり、衝動的な気持ちになったり…そんな時は、あわてて行動する前に、自分に「大丈夫、これも私の特性だから」と語りかけると、少し楽になります。

自分らしさを理解する。相手に伝える

HSS型HSPとひとことで言っても、その気質は人それぞれ違いがあります。
たとえば、HSS寄りの人は恋愛でも勢いよくアプローチできる一方で、急に疲れて引いてしまうことがあり、また、HSP寄りの人は、じっくり様子を見ながら相手の気持ちを探る傾向が強く、なかなか自分の気持ちを出せないかもしれません。

こうした自分の気質を理解しておくことは、恋愛においてとても大切です。
「私はこんなふうになりやすい」と自分で気づいたら、相手にも「急に反応が鈍くなったとしても、それは気持ちがないわけじゃない」「時々ひとりになりたい」など、伝えてみる。
理解してもらうことで誤解を避けて、必要な距離をつくるなども、よい関係を築くために必要なことです。

ジャーナリングの手法で、過去の恋からパターンを見つける

自分の傾向を知る手がかりとして、過去の恋愛パターンや、感情が揺れたときの思考のクセを振り返るのはとてもおすすめです。
ジャーナリングの手法を使ってノートに書いてみると、頭の中で考えていたときには見えなかったことに気づけることもあります。

いくつかの過去の恋について──
たとえば「相手はどんなタイプだったか」「好きになったきっかけ」「よかったこと」「つらかったこと」「どうして別れることになったのか」など、思い出して書き出してみてください。頭に浮かんだことをどんどん書いていくといいと思います。

そのときの感情の動きや、自分の反応もできるだけ具体的に思い出して書いていきます。

一通り書き終えたら、その中に共通するパターンやくり返している行動がないかを探します。
そして、「なぜそうなるのか?」という背景にある感情や思考のクセを探ってみてください。
たとえば、「こういうパターンになるのは、“嫌われるのが怖い”という気持ちがあるからかもしれない」など、理由をまた書き出してみると理解が深まります。

自分のやりがちな行動、思考の癖ををあらかじめ知っておくと、次に同じような状況になったとき、違う行動をとって流れを変えるための助けになります。

周囲のアドバイスに惑わされない

たとえば、友人から「もっと積極的に行くべき!」といったアドバイスをもらうことがあるかもしれません。
でも、タイプの違う人のアドバイスが、自分にぴったり合うとは限らないものです。

自分がHSS型HSPという気質を持っていることを理解したうえで、
タイプの違う友人からのアドバイスは、気持ちだけ受け取って、あとは軽くスルーするくらいがおすすめです。

おわりに

HSS型HSPの恋は、ちょっと複雑で、ちょっと疲れる。

誰かに惹かれることで、嬉しさや不安、戸惑いなど、いろんな感情が顔を出します。
そのたびに、「自分ってこんなふうに感じるんだな」と、あらためて気づくこともあるはずです。

恋は「自分との対話」であり、「感情との出会い」でもあります。

HSS型HSPだからこそ、周りとはペースが違ったり、表現に時間がかかることもあるけれど、
自分らしく、いい恋をしていきたいですね。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
少しでも共感や気づきがあればうれしいです。



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