「休みたいのに休めない」HSS型HSPの3タイプと対策

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HSP・HSS型HSP

「休みたいのに、なぜか休めない」
そんなふうに感じたことはありませんか?

HSS型HSPの人は、刺激を求める一方で繊細な感受性も持っているため、気づかないうちに疲れをためこみがち。
でもいざ休もうとすると、罪悪感や焦り、やりたいことの誘惑がやってきて、思うように休めない…ということも。

この記事では、そんな「休めなさ」の背景を3つのタイプに分けて解説し、それぞれに合った対策とヒントをご紹介します。

あなた自身の「休みにくさ」の理由を知ることで、きっともっとラクに、自分らしく休むヒントが見えてくるはずです。

  1. HSS型HSPとは?2つの相反する側面
  2. あなたが休めないのはなぜ?HSS型HSPの「3つの休めなさタイプ」
    1. タイプ1:罪悪感タイプ
    2. タイプ2:焦りタイプ
    3. タイプ3:やりたいこと湧いてくるタイプ
  3. タイプ1 罪悪感タイプ──「何もしていない自分」が許せない
    1. ”休むことはよくない”罪悪感の正体
      1. 休むのは悪いこと?になってしまう社会的な刷り込み
      2. “頑張っていない自分=ダメな人”という思考グセ
      3. HSPの敏感さ × HSSの理想主義が、罪悪感を強める
    2. “休む自分”を許すためにできる3つの工夫
      1. 休むことも「行動」ととらえてみる
      2. 自分に「休んでいいよ」と許可を出す
      3. スケジュールに「休み」も予定として書き込む
  4. タイプ2 焦りタイプ──「このままじゃ取り残される」感覚に追われる
    1. 「置いていかれるかも」という不安の正体
      1. SNSで刺激を受けすぎると「今の自分」が足りなく感じる
      2. つながりがないと、不安や空虚を感じやすい気質
    2. 安心して立ち止まるためのヒント
      1. SNSや情報とのつき合い方を見直す
      2. 「今ここ」にいる感覚を取り戻す|マインドフルネスとニクセン
      3. 休んでのんびりすることも、自分のペースと考える
  5. タイプ3 やりたいことが湧いてくるタイプ──「この時間にアレやりたい!」
    1. 静けさの中にひらめきがやってくる理由
      1. 頭が静まった瞬間に、ひらめきスイッチが入る
      2. HSSの「ひらめいたら即行動したい」衝動
    2. アイデアに流されず、自分を疲れさせない工夫
      1. 「思いついたらメモしておく」で、安心して手放す
      2. 「10分だけやっていい」ルールで衝動をやさしく受け止める
      3. “創作と休息の中間地帯”を見つける
  6. まとめ:休むのは“止まる”ことじゃない

HSS型HSPとは?2つの相反する側面

HSS型HSPとは、「刺激を求めて行動せずにいられないHSSの側面」と、「刺激に敏感で疲れやすいHSPの側面」という、いわば正反対の気質を同時に持っているタイプのことです。

たとえば、新しいことにどんどんチャレンジしたくなったり、人との関わりを求める(HSS)一方で、急に疲れて動けなくなったり、人混みや騒音にひどく疲れる(HSP)──そんな状態に心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
“ブレーキとアクセルが同時に踏まれているような状態”にもよく例えられます。

この2つの特性がぶつかりあうことで、

  • 疲れているのに気づかず動き続けてしまう
  • やっと休もうと思ったら、焦りや罪悪感に襲われる
  • 「何もしない」が苦手で、結果的に休めない

といった、「休めない」「休み方がわからない」状態にも陥りやすくなります。

あなたが休めないのはなぜ?HSS型HSPの「3つの休めなさタイプ」

HSS型HSPさんに多いのが、「ちゃんと休まなきゃ」と思っているのに、なぜか休めないという状態。

実は、そんな“休めなさ”にもいくつかのタイプがあります。
人によってその理由はさまざまで、それぞれに合った対策が必要です。

ここでは、代表的な3つのパターンをご紹介します。
あなたに当てはまるタイプはありますか?

タイプ1:罪悪感タイプ

「何もしていない自分ってダメなんじゃないか」と感じてしまうタイプです。
何かをしていないと落ち着かず、ダラダラ過ごす時間に罪悪感を抱いてしまう傾向があります。

「自分は休むことに罪悪感なんてないよ」と思っていても、いざ休もうとして何もしないでいると、なぜかソワソワして落ち着かなくなる…そんな方は、このタイプかもしれません。

HSS型HSPは、理想が高く、まじめで責任感の強い人が多い傾向があります。
そのため、「休むこと=怠けている」と、無意識のうちに結びつけてしまうこともあるようです。

タイプ2:焦りタイプ

「このままじゃ置いていかれる」「何かやらなきゃ」という焦燥感が出てくるタイプです。
社会とのつながりが薄れると、不安になったり、空虚さを感じたりします。

何もしていない時間に、YouTubeやSNSを延々と見てしまうのもこのタイプによく見られます。情報を取り入れていないと、安心できないという心理が背景にあるのです。

タイプ3:やりたいこと湧いてくるタイプ

「休もう」と思って座った途端に、「あれやりたい」「これ調べたい」が次々出てきてしまうタイプです。

これは頭がようやく静かになった瞬間に、HSS特有のひらめきスイッチが入るため。
「今日はゆっくりしよう」と思っていたのに、気がつくと勉強や趣味、副業などの作業に手をつけていたなんてこと、ついありませんか?


どれか1つだけ当てはまるというよりは、複数のタイプが混ざっている人が多いかもしれません。

このあと、それぞれのタイプについて詳しく見ていきましょう。

タイプ1 罪悪感タイプ──「何もしていない自分」が許せない

このタイプの人は、「本当は休みたい」と思っていても、いざ何もしないでいると、なぜかソワソワして落ち着かなくなる傾向があります。

その裏には、“休むことはよくないこと”という社会的な刷り込みや、人一倍まじめで、つい無理をしてしまう気質が関係しているかもしれません。

まずは、そんな「罪悪感」の正体について見ていきましょう。

”休むことはよくない”罪悪感の正体

休むのは悪いこと?になってしまう社会的な刷り込み

「ちゃんと休もう」と思っていても、いざ休もうとすると、どこか落ち着かない。
その背景にあるのが、“休む=悪いこと”という社会的な刷り込みです。

これは、HSS型HSPに限らず、多くの人が無意識に抱えている現代的な“刷り込み”でもあります。

たとえば、「何かしていないと時間をムダにしている気がする」
「努力していないと、だめな人間になる」
「頑張らないといけない」
──こうした感覚に、少しでも心当たりはないでしょうか?

表面的には「そんなことないよ」と思っていても、身体や気持ちがなぜか休めない場合、それは“無意識の罪悪感”が反応しているサインかもしれません。

“頑張っていない自分=ダメな人”という思考グセ

HSS型HSPは、まじめで責任感が強い人が多く、さらに「理想が高い」傾向があります。
そこに、社会に広がる“成果主義”や“自己実現しなきゃ”という空気が合わさると、

  • 「休んでいる=停滞している」
  • 「まだまだやれるのに、ここで止まっていいのか?」

と、自分を責めるような思考に引っ張られがちです。

ことさと
ことさと

まじめなつもりも、理想が高いつもりもなかったんですが、本業の合間に副業を詰め込みすぎて、結局体調を崩したことがあります💦

「自分のやりたいことを形にするには、今頑張るしかない!」と思ってたし、朝活して才能を活かしてる人たちの話を見て、「やっぱり頑張らないとダメなんだ」とも思いました。

HSPの敏感さ × HSSの理想主義が、罪悪感を強める

HSPの側面では、周囲の評価や空気にとても敏感です。
そのため、「周りからどう見られるか」「ちゃんとしてるように思われたい」といった感覚が強くなります。

一方で、HSSの側面では「もっと面白いことをしたい」「早く前に進みたい」という強い欲求や向上心があります。

この2つが合わさることで、「止まっている自分」を受け入れられず、休むことに罪悪感を感じやすくなるという面もあります。

“休む自分”を許すためにできる3つの工夫

では、そんな「罪悪感タイプ」の人が、安心して休むにはどうすればいいのでしょうか?
キーワードは、“休むことに意味を見出す”ことと、“自分にやさしい許可を出す”ことです。

休むことも「行動」ととらえてみる

「休む」=「何もしない」と考えると、空白感や無力感に襲われやすくなります。
でも、「休む」こと自体を“エネルギーを回復するための戦略的な行動”と捉え直すことで、罪悪感はぐっと軽くなります。

たとえば、

  • 「今日は、次に向けた“充電日”にしよう」
  • 「今は、心と体を整えるために必要な時間」

というように、自分の中で“意味づけ”を変えてみるのが効果的です。
実際に言葉に出して「今日は休むぞ~!」と言うのもおすすめです!

自分に「休んでいいよ」と許可を出す

罪悪感を感じているときは、自分に「休んでいい」と許可を出す感覚が抜け落ちていることがよくあります。
そんなときは、あえて自分自身にやさしく語りかけてみることが大切です。

まずは、ここまで頑張ってきた自分をねぎらうところから。

  • 「休むのがこわくなるくらい、がんばってきたよね。すごいよ、私」
  • 「今日は休んでいいって、自分で決めた日だから大丈夫」
  • 「今は、何もしなくていいんだよ」

たった一言でも、自分にやさしい言葉をかけるだけで、心は少しずつ安心して緩んでいくはずです。
がんばっている友達にだったら、きっとあなたも、そんなふうに声をかけるのではないでしょうか。
同じように、自分にもやさしく接してみてください。

スケジュールに「休み」も予定として書き込む

タスクがびっしり埋まっていると、空いている時間があるときに「何かしなきゃ」と感じやすくなります。
そこでおすすめなのが、スケジュールに「休む」予定をあらかじめ書いておくこと

「〇日は休み」「〇時〜〇時は“何もしない時間”」と決めておけば、休んでいる間にも「これは必要な時間なんだ」と自分も納得しやすくなります。

ことさと
ことさと

これは私には効果絶大です!
スケジュールに「休み」って書いてあると、HSS型HSP的には
「よし、今日は“休まなきゃいけない日”なんだな」って、
逆に義務感が出て、ちゃんと休めます(笑)

タイプ2 焦りタイプ──「このままじゃ取り残される」感覚に追われる

休もうと思っても、なぜか心がザワザワして落ち着かない。
「何かしていないと」「このままだと取り残されそう」といった焦りが消えず、じっとしているのが苦しくなる。
そんな“焦りタイプ”の休めなさには、HSS型HSPならではの理由があります。

「置いていかれるかも」という不安の正体

SNSで刺激を受けすぎると「今の自分」が足りなく感じる

HSS型HSPの人は、もともと新しいものや変化に敏感で、好奇心も強い傾向があります。
そんな性質ゆえに、SNSやネットの情報を見ていると、他人の行動や成長にとても強く反応してしまいます

  • 「あの人はこんなに頑張っているのに、自分は…」
  • 「自分も動かないと置いていかれそう」
  • 「みんな何かやっているのに、私だけ止まっていていいのかな」

こうした焦りは、比較や情報過多によって引き起こされる“刺激の疲れ”でもあります。

つながりがないと、不安や空虚を感じやすい気質

HSS型HSPは、「ひとり時間が好き」な反面、外の世界とのつながりが見えなくなると、急に不安になったり、空虚さに襲われたりすることがあります。

特に、何かに向かって動いているときはエネルギーに満ちていても、ふと立ち止まったときに、ぽっかり空いた穴のような感覚がやってくるのです。

それを埋めるために、さらにSNSやYouTubeに手が伸び、結果的に脳がさらに刺激を受けて疲れる──という悪循環に陥りやすくなります。

この「ぽっかりと空いた感じ」は、HSS型HSPに限らず、多くの人にとって「刺激の後に訪れる静けさ」の中で起こる自然な現象でもあります。

特にHSS型HSPは、刺激や行動によって気分が高まりやすく、動いているときほど“自分は意味あることをしている”という感覚を得やすい傾向があります。
その反動として、何もない時間、静かな状態になると、「自分、今何もしてない…」「このままでいいのかな…」と、強い空虚感や不安に襲われやすいのです。

これは、刺激が快感になりやすい脳の仕組みとも関係していて、行きすぎると“情報への依存症”のような状態に近づいてしまうことも。

このため、刺激が少ない時も安心して過ごせるスキルを育てていくことが大切になります。

安心して立ち止まるためのヒント

SNSや情報とのつき合い方を見直す

「SNSは見すぎない方がいい」とよく言われますが、焦りタイプのHSS型HSPにとっては、
それ以上に、“他人の動きに反応しすぎてしまう自分”から一度離れることが大切です。

SNSを見ることで、自分でも気づかないうちに、

  • 誰かの成果と比べて焦る
  • 「自分も何かしなきゃ」とソワソワする
  • 気づけば数十分以上見続けてしまう

といったことが起こりやすくなります。
「焦りのスイッチ」が入る場面を減らすことが、安心して休むための第一歩です。

たとえばこんな工夫を
  • 普段から、X(旧Twitter)などをスマホで見ないようにする
  • SNSの通知をオフにする
  • 発信するときだけログインして、あとは見ないと決める
  • 時間帯を決めて見る(例:夕方の30分だけ)
  • 何かの合間に“つい開く”クセをやめる
  • 人と会っているときはスマホを見ないと決める
  • 休みの日に「今日はSNSを見ない日」と決める

SNSを見ないことで、情報から自分を守るだけでなく、自分の中にある“今ここにいる感覚”を取り戻すことができます。
そうすることで、他人のペースから離れ、自分に集中して休みやすくなります。

「今ここ」にいる感覚を取り戻す|マインドフルネスとニクセン

何もしていない時間に空虚感や不安を感じやすいHSS型HSPにとって、刺激の少ない状態でも安心して過ごすのは、自然にできることではなくスキルです。
そのひとつが、「今ここ」に意識を戻し、刺激の少ない状況をそのまま受け入れるという感覚を取り戻すことです。

マインドフルネス:感覚に意識を向けて「今」に戻る

「今ここ」に意識を向ける方法として代表的なのが、マインドフルネスです。
呼吸や感覚に注意を向けることで、思考のループから一度離れ、客観的に自分を見ることができるようになります。
その結果、内側が少しずつ静まってきて、癒される、落ち着くなどの効果があります。

日常の中で手軽にできるマインドフルネスの例:

  • 呼吸に意識を向ける
  • 歩くときの足の感覚や風を感じる
  • 家事をしながら「いまやっていること」に集中する
  • 音楽を“全力で”聴く

マインドフルネスのやり方については、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

【初心者向け】マインドフルネスのやさしい始め方と日常への取り入れ方
マインドフルネスとは?初めての方にもわかりやすく解説【効果ややり方も紹介】
【マインドフルネス】1日5分ボディスキャン瞑想を半年続けた結果|HSS型HSPの私の体験

ニクセン:何もしないことをしてみる

「もっと気軽にできる方法は?」という方には、オランダ発のニクセン(niksen)という考え方もおすすめです。

ニクセンは、「何もしないことをする」というシンプルなアプローチ。
ただぼーっとしたり、目的もなく窓の外を眺めたりする時間を持つことで、脳と心をリセットしていきます。

マインドフルネスのように「意識を集中する」といった操作がいらないため、気軽に試しやすいのが特徴です。
たとえば、こんな過ごし方もニクセン。ポイントはぼーっとすることです。

  • 家の周りをなんとなく散歩する
  • コーヒーを淹れて音楽を聴く
  • 近所の公園で、木の下でただ過ごす

ニクセンについては、こちらの記事で触れています。よろしければあわせてどうぞ。
やる気が出ない休日に…”何もしないで休む”とは何をするか?【私が元気を取り戻した方法】

焦りは、頭の中で未来や他人を追いかけているときに強くなります。
体の感覚を通じて“今”に戻ることで、思考のスピードがゆるみ、自然と落ち着いていきます。

休んでのんびりすることも、自分のペースと考える

焦りは、「みんなはもっと前に進んでいるのに、自分だけ…」という思考から生まれがちです。
でも実際は、誰も同じスピードで歩いてはいません。誰もが動くときもあれば、止まるときもある。

HSS型HSPは、動かずにはいられなかったり、早く結果を出したくなりしがちです。
でも、休むことやのんびりする時間も、自分のペースに含めていい。

むしろ、休まずに突っ走って限界を超えるのが“いつものパターン”なら、それは本当の自分のペースとは言えないですよね。

たとえば、こんな風に自分に声をかけたら?
  • 「今の私は、私にとってちょうどいいペースかも」
  • 「立ち止まるのも、自分のペースの一部」
  • 「焦ってない時間のほうが、ほんとの私らしい」

案外ゆっくりしたペースが「自分らしい」ことを発見するかもしれません。

タイプ3 やりたいことが湧いてくるタイプ──「この時間にアレやりたい!」

「今日はちゃんと休もう」と決めていたはずなのに、ふとした瞬間に「あ、あれやりたい」「これ調べたい」と、次々にやりたいことが浮かんでくる。
そして気がついたら、休みモードのはずが何かに取りかかっていた──

そんな経験、ありませんか?
これは、HSS型HSPにとてもよくある「休もうとすると動きたくなる」タイプの“休めなさ”です。

静けさの中にひらめきがやってくる理由

頭が静まった瞬間に、ひらめきスイッチが入る

HSS型HSPの頭の中は、いつも好奇心や関心ごとでいっぱいです。
そのため、ようやく静かになったとばかりに、潜在的に溜まっていた「やりたいこと」や「アイデア」が表に出てくるタイミングでもあります。

  • 「そうだ、あれをまとめておこう」
  • 「あの企画、調べておきたい」
  • 「前にやりかけてたあれ、今のうちにやっておきたいかも」

まさに、休もうとした瞬間に“やる気スイッチ”が入ってしまうのです。

HSSの「ひらめいたら即行動したい」衝動

HSS型HSPは、ひらめきに対して「動かずにはいられない」という性質も持っています。
思いついたことをそのまま放っておくと、落ち着かない、忘れてしまいそうで不安──という感覚になることも。

さらに、「このアイデアは今しかない!」という感覚が強く出るため、“休む”より“動く”方が大事に思えてしまうのです。

アイデアに流されず、自分を疲れさせない工夫

「思いついたらメモしておく」で、安心して手放す

やりたいことが浮かんできたら、すぐに手を動かすのではなく“書きとめる”ことをルールにしてみましょう。
「あとでやる」と明確にしておくだけでも、脳はそのタスクを“保留済み”として処理しやすくなります。
(書かないと延々と考え続けてしまいますね💦)

ノートでもスマホでもOK。
「とりあえずメモしたから忘れない」という安心感があると、ひとまず休む選択がしやすくなります。

「10分だけやっていい」ルールで衝動をやさしく受け止める

「どうしてもやりたい!」という気持ちが強いときは、無理に抑え込むより、“ちょっとだけやる”ことを許可するのも手です。

  • 「10分だけ調べてOK」
  • 「ひとことだけ下書きしてみよう」

そうやって気持ちを軽く満たすと、案外そのあとは自然と落ち着いて、結果的にちゃんと休めることもあります。

ことさと
ことさと

やってみるときは、タイマーをかけておくことをおすすめします!

“創作と休息の中間地帯”を見つける

完全に何もしないのが苦手なHSS型HSPにとって、やりたい気持ちを抑えすぎるのもストレスになります。
やりたい気持ちを抑えすぎず、でも自分を疲れさせない」ための“中間地帯”を見つけておくと安心です。

ここでのポイントは、成果を求めないこと・評価されない前提で楽しむこと
「形にしよう、誰かに見せよう」と思うと、頭がフル回転して結局疲れてしまいます。

たとえば
  • 浮かんだアイデアをボイスメモに吹き込んでいく(散歩しながらなど)
  • 浮かんだ発想を頭の中で広げていく(散歩しながら、お風呂に入りながら…)
  • 書きたいときは、落書き・箇条書き・イメージなどで“ゆるく”記録する
    色を使うのもおすすめ
  • 誰にも見せない前提で、書いていく
  • 音楽を聴きながら、ただ思考を漂わせて、浮かんだイメージを自由に眺めてみる

この中間地帯は、「ただ感じる」「考えが流れるままにする」ような、半分インプット・半分アウトプットのような時間と考えるとわかりやすいかもしれません。

この「創作と休息の中間地帯」という考え方は、心理療法やセルフケアの実践、スポーツや創作の世界などでも「積極的休息」や「成果を求めない創作」として扱われています。

完全に止まるのが苦手なHSS型HSPにとって、こうした“ゆるやかな整え時間”は、とても相性のいい休息スタイルではないでしょうか。

まとめ:休むのは“止まる”ことじゃない

HSS型HSPの人にとって、「休む」という言葉は“止まること”のように感じてしまうかもしれません。

でも本当は、休むこと=「整えること」
自分の内側に意識を戻して、疲れや気持ちの乱れを“立て直す”ための、大切な時間です。

  • 休むことに罪悪感があるタイプ
  • 焦りを感じてつい動いてしまうタイプ
  • やりたいことがどんどん湧いてしまうタイプ

どのタイプでもまずは、自分が今どんな状態なのかに気づくこと。
「なんだか落ち着かない」「ちょっと無理してるかも」そんなふうに、自分の感覚をキャッチできたら、それは大きな一歩です。
そして「今の私にとって、どんな休み方がちょうどいい?」と、問いかけてみてください。

あなたに合った“休み方”は、他の誰かのやり方とは違っていて当たり前。

この記事が、あなたらしい「休み方」を見つけるための参考になれば嬉しいです。

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